目的別おすすめ構成
PC構成は用途によって大きく異なります。ここでは「動画編集もできる」「軽めのゲームが快適」「持ち運びは不要」といった要望を想定し、コスパを重視した2パターンを紹介します。
※以下の構成価格にはWindows 11のライセンス料(約16,000円)は含まれていません。必要な方は別途購入が必要です。
構成例①:バランス型(動画+ゲーム)
以下は10〜13万円で構成可能なモデル例です:
- CPU:Ryzen 7 5700X(高性能・8コアで動画編集も快適)
- CPUクーラー:別途購入が必要(Ryzen 7 5700Xには付属なし、2,500〜4,000円程度)
- GPU:RTX 4060(DLSS 3対応で最新ゲームにも強い)
- メモリ:16GB(DDR4-3200)
- ストレージ:1TB SSD(Gen4 NVMe)
- マザーボード:B550チップセット
- 電源:600W 80PLUS Bronze
- ケース:ミドルタワー or MicroATX
価格帯の目安:約105,000〜110,000円(パーツ構成のみ、Windows別)
構成例②:軽作業&省スペース型
主にOffice作業やネット閲覧中心で、予算を抑えたい方向け:
- CPU:Ryzen 5 8600G(内蔵GPUで省スペースかつ高性能。純正CPUクーラー付属)
- メモリ:16GB (DDR5-5600)
- ストレージ:500GB SSD
- マザーボード:B650チップセット
- 電源:450W
- ケース:小型Mini-ITX対応
価格帯の目安:約75,000〜85,000円(パーツ構成のみ、Windows別)
おすすめパーツ紹介:ストレージ編
より快適なPC環境を目指すなら、ストレージ選びも重要です。以下におすすめのNVMe SSDをいくつか紹介します。
- WD Blue SN580(1TB) - Gen4対応のコスパ重視モデルで、日常用途に最適
- Crucial P5 Plus(1TB) - 高速な読み書きと耐久性が魅力のバランス型SSD
- Samsung 980 PRO(1TB) - 信頼性と性能を両立したハイエンドモデル
おすすめパーツ紹介:電源ユニット編
電源は安定性と将来の拡張性に直結する重要なパーツです。以下を参考にすると安心です。
- Corsair CX650M - セミモジュラー式で配線整理がしやすいスタンダードモデル
- 玄人志向 KRPW-BKシリーズ - 国内ブランドで価格を抑えつつ安定性も確保
- Seasonic Focus GX-650 - 高品質な部品と静音設計で長期運用に最適
おすすめパーツ紹介:CPUクーラー編
Ryzen 7 5700Xなどクーラーが付属しないCPUを使う場合、冷却性能と静音性のバランスを重視しましょう。
- DeepCool AK400 - 優れた冷却性能とコスパを両立した人気空冷クーラー
- Thermalright Assassin X - 静音性に優れたスリム型で、ケースとの干渉も少ない
- Noctua NH-U12S redux - 高信頼性とメンテナンス性の高さで長期運用向き
おすすめパーツ紹介:メモリ編(DDR4 / DDR5)
使用するCPUやマザーボードによって対応メモリが異なります。構成例①ではDDR4、構成例②ではDDR5を使用します。それぞれの定番モデルを紹介します。
DDR4メモリ
- Corsair VENGEANCE LPX 16GB(8GB×2) - 安定性と互換性に優れた定番モデル
- Crucial Ballistix 16GB(8GB×2) - ヒートスプレッダ付きで冷却性も考慮
- Team Elite Plus 16GB(8GB×2) - 価格を抑えつつ品質も確保したバリューモデル
DDR5メモリ
- Corsair VENGEANCE DDR5 32GB(16GB×2) - 最新世代向けの高性能・高安定モデル
- Kingston FURY Beast DDR5 32GB(16GB×2) - コストと性能のバランスが取れた選択肢
- ADATA XPG Lancer DDR5 32GB(16GB×2) - ゲーミング向けに最適化されたモデル
構成時の注意点と応用例
・中古パーツの活用で更なるコストダウンが可能です。ただし保証や初期不良リスクも加味する必要があります。
・将来的な拡張(グラボ・メモリ増設)を考えるなら、電源やケースサイズに余裕を持たせましょう。
・モニター・OS・キーボード・マウスも含めると+2〜4万円ほど上乗せされるため、周辺機器の準備状況に応じて調整を。